VAIO S11 SSD換装

僕の購入した VAIO S11 は128GBモデルです。
仕事で使うDropboxやGoogleドライブ、OneDriveのデータとデータ同期するにはとてもじゃないけど足りません。
SDカードを挿してNTFSで初期化してCドライブにマウントして～、とかゴニョゴニョやれば外部SDカードに移せなくもないのですけど
そうすると今度、一眼カメラで撮った写真を取り込むときにSDカード抜き差しが面倒なんですよね。USB使う方法もあるけど。

ま、せっかく分解までやったし、爪も折れたし、どうせ保証対象外なんやろう？
SSDがサム○ンだったりサムス○だったりするのも嫌なのでこうなったらSSD換装しちゃいましょう。

「換装」とは、部品や装備を、性能の異なる他の部品や装備に取り換えること。

まず準備として、リカバリーメディアを作成します。
USB2.0メモリーを買ってきましょう。容量は8GBで大丈夫。
こういうやつです。1,000円ちょっとだと思います。

リカバリーメディア作成時には「8GB～16GBのUSBメモリを使え」と言われますが
実際には8GBのでも1GB以上容量残ります。8GBメモリの方が安いですよ。

このリカバリーメディア作成は、僕はPC購入時に最初に行なうのですが
一般の方に聞くと「何それ？」と言われます。
これは工場出荷状態に戻すためのもので大変重要です。
PCに最初に組み込まれているディスク内には通常、リカバリー領域が確保されているのですが
もしハードディスクやSSDそのものが壊れたら、リカバリーメディアが無いと詰んでしまいます。

ちゃんと作っておくと、故障時に新しいSSD買ってきて付け替えれば自分で直すことも出来てしまいます。

詳しいやり方は、VAIO買ったときの説明書かネットで調べてくださいね。
Windows10になって簡単になったと思います。

さて準備２として、SSDの購入。

VAIO S11 のSSDは、M.2 という規格です。

オーナーズモデルで選択できるハイスピードSSDもありますが
かなり高価になるため、僕は普通のやつです。
あと２年も経ったらハイスピードのが普通になるんでしょうな。

M.2 規格のSSD 512GBはヨドバシコムで購入済。
これで仕事で使うデータは全部放り込んでも余裕があります。

では準備が整ったところで分解しましょう。

分解詳細は先日のブログ記事で

VAIO S11 分解した

パキパキ　おらおら　ぐりぐり

先日の苦労が嘘のように簡単に外れていきます。
あ、そうそう
わざと、、、つ、爪が減らしたからね。

分解したらサム○ンのSSDブッコ抜き。いらんこんなん。
買ったやつと並べてみる。
あれ？並べてみる。あれ？

なんで自分80mmあるん？
前に分解したとき60mmやってん。

・・・サイズ間違って買ってしまいました。
80mmが正解でした。先日分解して見たとき60mmと思い込んでしまってました。。。

この60mmのじゃなくてちゃんと80mmの買ってね。違うメーカーで探せばもっと安いのもあります。


ちょっとサイズ違う・・・

ふふ、これもわざと、わざとなんです。

即時ヨドバシ電話。

僕「あのー、サイズ違い買ってしまったみたいなんです。」
ヨ「開封しちゃいました？」
僕「はい」
ヨ「じゃぁ返品できないですねぇ。規約にも」
僕「あ、知ってます。やっぱそうですよねー。またなんかあったらお願いします。」

・・・すぐに引き下がります。
ヨドバシさんには今まで無理言って対応してもらったことが何度もあるので
今回のミスに関しては100％こちらの責任なので仕方がないです。わざとですし。

幸い、長いのではなく「短い」のでなんとかなります。

ともかく分解状態のまま
リカバリーメディアと512GBSSDを挿して起動してみましょう。
分解したまま行なうのは、うまくいかなかった場合に80mmSSDを買ってこなくていけなくなるから。
同じ規格なので大丈夫だと思うんですが不安も残ります。

裏蓋が開きっぱなしなので逆さまです。

リカバリーメディア認識してますね。

反対から見るとこんな感じ。

初期化しましょう。

本体の割に大きなファンが勢いよく回ります。

新しいSSDにWindows10がクリーンインストール中。
本体が逆さまなのでキーを打つのに少し苦労。

「こいつ・・・動くぞ！」

無事に初期化が終わりちゃーんと512GB認識されています。やったー

ドライブ上のサイズはこの通り

さぁ問題はここからです。
中途半端に短いSSDが挿ささっており宙ぶらりんの状態。

デスクトップ型で据え置きならともかくタフネス軽量ノートPCです。
今後ハードな使用の中で振り回したり落としたりするでしょう。
ちょっと見せてといって近づいてきて「ほんまや軽いわ」とか言って団扇がわりに使う輩もいるやも知れません。

中空のSSDがぐらぐら抜けたら大惨事です。
どうにかして止めるしかありません。

80mmSSDならちょうどのところにネジがあって固定できるんですけど。

「えっ、固定・・・？」

VAIO S11 が普通のノートPCっぽくて全く気付かなかったが
最近の薄型ウルトラモバイルやタブレットではあれが基本。そう、分解で苦しむアレや。

たらららったら～「りょーめんてーぷぅー」

ちょうど後ろに置いてた。工具箱に常備してます3Mの強力両面テープ。

あとは固定のためのスペーサーを。
ちょうど使わないSIMアダプターがあるからこれでいいや。

PCの電源を切り、SSDを抜いた後
本体の隙間の金属部分に貼り付けてみます。

いかん、ケーブルと干渉してる。
ニッパーで切ります。

こんな感じになりました。

スペーサーとして貼り付けたSIMアダプターに貼り付くように
SSD側にも小さい両面テープを装着

さすがは3Mの強力テープ。しっかり貼り付いてます。

これで問題ないので組み立てて作業完了。

わざと60mmのSSDにしたことで、基板20mm分の軽量化に成功。
我がS11は更なる軽量化を果たしたのである。

ぽろっ・・・
あれまた爪がひとつ。。。わ、わざとです。